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初代NEX 来月引退

東京、新宿などをはじめその近郊の横浜や大宮から成田空港を結ぶ特急「成田エクスプレス」で活躍した初代形式253系が、来月30日を以って定期運用から離脱することとなった。

以下は昨年撮影した写真で既に前の記事で掲載済。





相鉄、平沼橋駅にて



運用離脱後、田町車両センターに疎開した3両編成(2009.10.25 懐かしの113系の旅 車内より)

そして今回、全ての253系を置換えることとなった新型のE259系。


(昨年9月、品川にて撮影)

昨年10月1日より営業運転を開始したE259系。この地点で253系のうち、3両編成が全車運用を離脱して東京近郊の車両区に疎開、そして順に長野に廃車回送され現地で解体された。これ以降6両編成は全車残存し、E259系と共に暫くの間は営業運転に充当されていたのだ。

253系には3両と6両の2種類の編成が存在していたがE259系は6両編成のみ。最大これらを2編成連結して12両編成で営業運転に入る姿もよく目にする。253系の場合だと3+6両や3+3+3両など、両数のバリエーションが多かったのだがE259系になって以降は6両もしくは12両の2パターンのみとなった。

昨年9月30日の営業運転を以って3両編成が全て離脱したのもE259系と両数を統一する為である。

また今年に入ってからもE259系は更に増備を続け、6両編成についても全車両が置換えの対象となった。そして今回ついに、253系の完全撤退の時期も明らかになった。

何と、来月6月30日を以って定期運用から離脱し、7月11日には大船駅と武蔵小杉駅にて子供制服撮影会や写真展示、プラレールの走行展示等のイベントが行われ、翌週の17日には大船〜成田空港間でさよなら運転を行うとのこと。

意外にも253系は営業運転開始から僅か20年近くで撤退してしまう運命に・・・。3両編成の中には既に除籍されて解体されたものも多い。6両編成については今のところ処遇が明らかではないが2002年のサッカーW杯増強輸送用の増備編成についてはNEXから引退しても何らかの活躍が期待できそうだ。

引退まで残り1ヶ月ちょいととなった253系。今も海外へ旅に出る人達を乗せて最後の活躍をし続ける。

posted by: 新幹線エキスパート | - | 21:20 | comments(2) | trackbacks(1) |-
コメントに関するお願い

最近、記事とは無関係のコメントを多く見掛けます。

このブログはあくまでも''鉄道''のみ扱っており、それ以外の記事は基本的に扱っておりません。コメントについてはできればその記事に関連することが望ましいのですが、鉄道に関するコメ返しも承っております。鉄道に関する事以外についてはメインブログGo to heaven内で受け付けておりますのでそちらをご利用下さい。

明らかにその記事とは関係のないエッチ系や出会い系、更にブランド物の宣伝などを行う事をここでは禁止とします。そのようなコメントを見掛けた際は速やかにそのコメントを削除させていただく形をとらせて頂きます。

最後に、この記事ではコメント、トラックバックを一切受け付けません。暫くの間は一番上に掲載しておきます。ある程度時間が経った際にこの記事を下へ回すかもしれませんがまたあまりにも酷い場合は上に回すこととします。

posted by: 新幹線エキスパート | その他お知らせ | 20:51 | - | - |-
山手線新製4扉車 東京へ配給される

今日17:00前の渋谷駅。この時期の空は17:00過ぎでも比較的明るいので物を撮影するのにも抜群のコンディションといえよう。

さて、今日の夕方に渋谷駅で湘南新宿ラインの特快を待っている時、列車通過のアナウンスが流れた。特快の発車時刻は17:05、その前のりんかい線直通新木場行きの列車は16:53に発車する。その間通常は通過列車が1本もない。また先月13日のダイヤ改正で成田エクスプレスの全列車が渋谷駅(品川、武蔵小杉双駅含む)に停車するようになった関係で、旅客列車が渋谷駅を通過することはほぼ皆無となった為通過する列車は貨物列車や団体・回送のいずれかとなっているのだ。

今回の列車通過のアナウンスを耳にした時、私は3ヶ月前の悔いの残るあの失敗を思い出した。確かその当時もおなじ時刻に4番線の列車通過のアナウンスが流れ、団体もしくは貨物かと思っていたのだが近くにカメラを構えていた人が数名いたことからきっと何かあるとは思っていた。

それは山手線E231系6扉車置換えの新製4扉車の配給。山手線ホームドア設置の関係で、品川〜田端間で併走する京浜東北線の車両とドアの位置を合わせる関係上今回の置換えに至っている訳なのだが、その最初の配給は1月下旬に行われており今回の配給は3〜4回目と思われる。

今回新潟市にあるJR新津車両製作所では、現在6扉車が組み込まれている7,10号車に組み込む新たな4扉車を新製している。1回の配給につき2編成分を運んでいる。これの詳細に関しては以前にもこの場でお話ししている為詳しくはこちらを読み返して貰いたい。

ダイヤ情報誌でもその事項について全て調査していたのだが私は当日デジカメを忘れてしまい結局はその撮影を逃す痛い結果を残すこととなった。

これ以降は常にカバンの中にデジカメを携帯するように心がけている。今回のアナウンスを聞いて「もしや!?」と思った為急いでカバンの中からカメラを取り出して撮影体制に入った。

15両分奥にある山手線ホーム方に2灯のヘッドランプが映る。これは明らかに機関車にしか見えなかったので・・・。そして予感は的中した。



先頭のEF64が新潟から東京までの長い区間、E231系を牽引してきた。新潟地区用での試運転用として使用されている中央・総武線のE231系0番台ミツB27編成に今回の新製4扉車4両が挟まれた状態で長い距離を移動してきたのだ。



こちらが山手線新製4扉車。7号車に組み込まれる予定のドアは通常のE231系のドアの形と同じであるが10号車に関しては京浜東北線E233系の先頭車両に合わせてか内回り先頭寄りのドアの位置が異なりなおかつドアの形、車内もE233系仕様のものに変更している。1回の配給輸送ではこの2両が2セット同時に運ばれる。



最後尾に姿を見せたE231系0番台ミツB27編成。山手線の6扉車を全て更新する迄の間は営業運転から外れ、新製4扉車の新潟地区での試運転等で使用されている。

この配給列車が大崎にある東京総合車両センターに入場し、後に編成分割作業が行われ山手線E231系500番台に後に組成されることとなる。

また不要となった6扉車の長野への廃車配給の際にも6扉車はミツB27編成に挟まれて配給輸送されている。まだその光景は見たことはないのだが・・・。

置換えは来年夏頃までかかる見通しでこのような光景もまだまだ見れるので見たい方はダイヤ情報誌でチェックしよう。

posted by: 新幹線エキスパート | JR東日本 | 20:18 | comments(0) | trackbacks(1) |-
京浜東北線に女性専用車両導入

今日の帰り、湘南新宿ラインに乗っていた時のこと。もう間もなく横浜に着こうとする頃、京浜東北線の東神奈川駅から東京寄りに少々進んだ場所に車両基地がある。そこでは日中でも横浜線205系含めかなりの車両が寝泊まりしているのだが、ここに停泊していたE233系の中間車の窓にピンク地の長方形のステッカーが貼られていた。

このピンクステッカー、これは女性専用車両であることを促す表示。首都圏をはじめとする都市圏では、都心に直通する混雑路線で、ラッシュのピーク時の混雑した車内にて女性が痴漢等に巻き込まれるのを防ぐ目的で男性の乗車はできない女性専用車両を導入している。首都圏では中央線、総武線、埼京線をはじめ、その他ほぼ全ての私鉄においてもラッシュ時の女性専用車両の導入を進めてきた。ただそれでも首都圏の全ての通勤路線で女性専用車両を導入しているわけではない。東海道線や横須賀線、常磐線などの近郊路線では導入されていないのが現実だ。

これら通勤路線での女性専用車両の導入、次なる対象は京浜東北線となる。今月19日の朝ラッシュ時から早速施行され、大船方面は7:30〜9:30までの間に東京駅に発着する全列車を、大宮方面は7:30〜9:30までの間に品川駅に発着する全列車を対象とし、3号車を女性専用車両とする方針だ。

現在、3号車の窓に女性専用車両のステッカーを順次貼り付けており、着々と施工前の準備は進んでいる。

posted by: 新幹線エキスパート | JR東日本 | 21:09 | - | - |-
E02-E52

東海道線に今年2月、E233系3000番台の2編成目となるE02-E52編成が登場した。元々1編成しかなく稀少な存在であったE233系に新たな仲間が加わった。

一定期間の試運転を終えたE02-E52編成は3月12日より営業運転に投入され、現在も特殊3運用で運用に就く姿を目にすることができる。



私がこの編成に初めて乗車する時に記録した1枚。外見も内装もE01-E51編成と変らず、ドア上に液晶モニターが設置されるということもなかった。何故東海道線のE233系のドア上に液晶モニターが設けられないというかというと、東海道線内にLCD受信システムがないからである。また2階建グリーン車を組み込んでいたりE231系と併結する関係もあることから他のE233系のようには至らなかったといえよう。

E02-E52編成の営業運転開始によりE217系のF01-F51編成が運用を離脱、これにより横須賀・総武線に再転属することとなった。2007年秋のF02-F52編成の転属から早2年以上、次なる稀少形式がE217系となってしまった。

現在のE233系の状況をおさらいするが、今年1月で京浜東北線への導入が終了し、今年夏頃から京葉線への導入が始まる。既に量産車は新津車両製作所から都心まで配給されているものもあり、京葉線内で試運転に就く様子を目にする機会も増えるとみられる。京葉線へのE233系の導入ではE331系を除く全ての車両を置換える計画であり、201系は中央線に残存するものも含め東日本管内からの全廃へのカウントダウンが始まったといえよう。

E233系の導入計画を纏めると

2010年度・・・京葉線、常磐緩行線(増備)
2011年度・・・京葉線(増備)、埼京線
2012年度・・・埼京線(増備)、東海道・宇都宮・高崎各線+東北縦貫線
2013年度・・・埼京線(増備)、東海道・宇都宮・高崎各線+東北縦貫線(増備)
2014年度・・・埼京線(増備)、東海道・宇都宮・高崎各線+東北縦貫線(増備)、相鉄直通用
2015年度・・・相鉄直通用(増備)、横浜線(2017年度まで続く模様)

特に今年度に入ると併行して製造してくるものが出てくる関係で、製造ペースは京浜東北線E233系の時と比べればやや落ち気味となっているようだ。2010年度から2011年夏頃までに山手線E231系の6扉車置換え用4扉車を新製、更に2012年度に入れば埼京線と211系置換え各線のE233系が同時に製造されることとなり、車両の新製がかなり慌ただしい状況に・・・。更に相鉄11000系や新潟地区低床車E129系の製造も行われるので製造ペースが落ちることとなってしまうのだ。

またE233系の製造が終わった後でE235系を山手線に導入。これにより捻出されたE231系500番台は中央・総武線に転属、これにより捻出された209系500番台は八高・川越・相模線へ、E231系0番台は南武線へそれぞれ転属し、現地の205系や209系を一括置換えすることとなる。京葉線→武蔵野線へ転用された209系も合流し、転属するようだ。ただ中央・総武線ではE231系500番台だけでは不足する為、0番台の一部が6M4T化されて残存する模様。その他横須賀線(武蔵野線も)への導入が検討されている模様。

2006年度に中央線に導入されたのを皮切りに首都圏各線への導入が続くE233系。JR東日本関東地区の新たなスターとなることが期待される。

posted by: 新幹線エキスパート | JR東日本 | 13:12 | comments(0) | trackbacks(0) |-
九州新幹線全通を前に

山陽新幹線と九州新幹線を相互直通する新系列「さくら」に使用されるN700系7000番台の量産車がついに完成した。完成した車両は量産車で最初に落成したS2編成で、29日より神戸から博多まで海上輸送が行われる。博多港到着後には陸送が行われ、来月2日を目処に博多総合車両所への搬入が行われる。

まだ0系が現役だった2008年10月24日に量産先行車S1編成が博多〜新山口間で試運転を開始、1年以上にわたる耐久試験を経て、今回の量産車製造に至った。

量産車は登場後にS1編成と共に試験車両として使用されるのかそれとも「レールスター」などに暫定的に入って営業運転を行うのかは不明。こうなれば「レールスター」も来年度でほぼ見納めとなってしまう上、同時に100系の去就も注目される。

となると「レールスター」運用にS編成が暫定的に投入されればE編成の「こだま」転用を前倒しで実施、100系は予定を前倒しして2011年3月で引退するという可能性が出てくる。300系も2011年9月頃の引退を見込んでいることから、300系よりも古い100系が来年春までに引退に追い込まれることも考えられなくはない。

posted by: 新幹線エキスパート | 新幹線 | 18:16 | comments(4) | trackbacks(0) |-
700系C編成も廃車開始か・・・??

JR東海 N700系を集中投入

新年度設備投資 10%増、最高の3080億円

JR東海は26日、2010年度の設備投資計画を発表した。新幹線の新型車両「N700系」の集中投入や、山梨リニア実験線の延伸工事推進に伴い、単体ベースの投資総額は前年度計画比10・0%(280億円)増の3080億円と過去最高となる。連結ベースでも2・8%(90億円)増の3280億円と、過去2番目の規模となる見込みだ。

博物館に38億円

 N700系は16編成(256両)を投入する計画で、新造費は748億円。JR東海は07〜11年度にN700系を16編成ずつ投入し、11年度末で同社が保有する新幹線車両全体(133編成)の60%に相当する80編成まで増やす計画。一方、「のぞみ」用車両として1992年に導入された「300系」は11年度中にすべて引退する見通しだ。

 リニア関連は、前年度計画(230億円)の2倍を超える490億円。山梨実験線の延伸でトンネル区間の工事などが本格化しているためで、06年に延伸計画を公表して以降で最大規模となる。山梨実験線は将来、リニア中央新幹線(東京―大阪間)の路線の一部となる見込みだ。来年春の開館に向けて名古屋港金城ふ頭で建設中の「JR東海博物館(仮称)」は、総工費約55億円のうち38億円を10年度に計上する。

 国内の経済情勢は依然厳しいが、JR東海は、長期的な事業展開を見据え、「必要な投資は行う」(松本正之社長)姿勢を継続する方針だ。

                                     (2010.3.27  読売新聞より)

N700系も今年度で全体の増備予定本数の60%を整え、それに引き換え300系は全盛期の半分以下となる25編成程度を残すのみとなってしまった。

2007年7月1日より営業運転を開始したN700系、営業運転開始から今年で3年目を迎え、JR西日本のN編成と共に新たなスターの座を得るべく日々勢力を伸ばしている。当初は42編成(Z)のみの増備で東海道〜山陽直通の定期「のぞみ」をN700系に置換えていく計画であったが2007年に計画を前倒しし一気に80編成を導入することとなった。最終的に全ての定期「のぞみ」は勿論のこと、臨時「のぞみ」についてもN700系専用スジがいずれ組まれるようになるはずだ。

N700系の増備に伴って300系が姿を消しているのは言うまでもない。ちょうど3年前、量産先行車のJ1編成が浜松工場へ廃車回送された。これについては2000年頃に営業運転から外れN700系の技術開発の為それ以降も試験車両としての役目を担っていた。登場から17年でその活躍に終止符を打ったJ1編成、今でもその東京寄り先頭車(16号車)は浜松工場で保管され、将来的にJR倒壊博物館での展示が予定されている。

量産車の廃車も登場から15年が経過した同年夏より開始された。新幹線は高速走行で駆り出されている分、在来線の車両と比べると寿命が短い為、投入予定本数が全て揃ってからわずか10年程度で廃車が発生してしまう。300系の最終増備年が1998年で、それから僅か10年足らずで編成単位での廃車が開始された。

2007年から2008年にかけては乗り心地改良工事の対象から外れた17編成(J1除く)が廃車となった。300系は2005年から2006年にかけ全61編成中43編成にセミアクティブサスペンション搭載などの乗り心地改良工事を施行、ただN700系の足音も聞こえてきているであろう時だった為全車への取り付けは見送られる結果となってしまった。これらセミアクティブサスペンション非搭載編成は最終的に「のぞみ」「ひかり」運用を追われて「こだま」専用で活躍していたが2008年12月6日のJ16編成の廃車を以って消滅した。

2009年に入ってから乗り心地改良車についても次々と廃車され、それに伴ってかJ40台の廃車も始まった。今や全盛期の半分以下の在籍数にまで減り、引退時期も最早明らかになりつつある。JR東海によれば2011年内で引退する予定となっており、これにより700系の運用も大幅に変わる事が予想される。

さて300系の引退だけが今回のメインではない。2011年度末で700系を全60編成あるうちの53編成まで数を減らすことが公表されているのだ。700系の量産先行車であるC1編成は1997年製、C2以降の量産車は1999年よりお目見えしたのでまだまだ働き盛りといいたいところだが、ここで廃車にするには非常に勿体なさ過ぎる。

となれば廃車にならないケースで思い当たるフシを考えてみよう。300系はJR東海所属のJ編成には廃車が発生しているものの、JR西日本所属のF編成はまだ1編成も廃車になっていない。ただJ編成が全廃したら東海道新幹線にF編成を乗入れさせるのはさすがにJR東海も許可するはずはない。以前にも直通「ひかり」への0系充当を拒む為、JR東海がJR西日本に100系G編成を7編成譲渡したことがある。これは阪神大震災により路線が寸断されたことがあり、JR西日本がG編成を検査した実績がある為実現したもの。たとえ同形式であっても700系まではJR東海所属とJR西日本所属の編成では細かい所で違いがある。700系の場合、B編成については500系と同じ台車を履いているので博多総合車両所でC編成の検査を行なえるかどうかがポイントとなるだろう。

ただ短期で新型車両を大量量産できないJR西日本にとってはN編成の更なる追加投入をしない限りF編成を廃車にするのは難しい。ある意味500系を置換えただけでも精一杯だったのかもしれない。となればJR西日本への譲渡も十分考えうる話であろう。まぁ予想は予想なので結末はどうなるか分からんが・・・。

posted by: 新幹線エキスパート | 新幹線 | 19:22 | comments(1) | trackbacks(0) |-
東海道線E233系

首都圏の通勤列車の新戦力として登場したのがE233系。2006年に中央線に導入したのを皮切りに青梅・五日市線や京浜東北線など導入範囲が一気に拡大された。昨年には常磐緩行線にも導入、今年夏より京葉線に導入されることが決まっている。

そしてこのE233系、2008年からは東海道線にて営業運転を開始している。当初東海道線には2006年3月のダイヤ改正で113系が引退したのに伴い、湘南新宿ライン運用から外れ余剰になったE217系が113系置換え目的で転属しダイヤ改正後から営業運転を開始しているのだ。E217系は3編成が転属し東海道線の東京〜熱海間限定運用に就いたのであった。

しかし2007年秋ごろには東海道線のE217系に動きが訪れることとなった。横須賀線のE217系が機器更新工事を実施、編成の機器更新時に予備編成の確保が必要となった為東海道線に在籍するE217系のうちF02-F52編成が国府津車両センターから鎌倉車両センターに転属、1運用のE231系での代走が長い間続いたが2007年11月下旬に新製されたE233系が登場し、2008年3月7日より東海道線での営業運転を開始した。

E233系はこの時は1編成(E01-E51)のみの新製で、E217系と共通運用が組まれた。ただE217系とE233系を合わせても3編成しかない為予備車がなく、検査時等で1編成が運用から外れた際に3運用のうちのA51+A151運用がE231系で代走されることがあった。これ以降も残ったE217系はF01-F51編成とF03-F53編成の2本。これとE01-E51編成との異色の共演が2年近く続いたのだ。

そして2010年2月下旬にE233系のE02-E52編成が登場、3月12日より営業運転に投入された。このE233系、どのような目的で製造されたのだろうか。1年程前に国電総研にて、東海道線E233系2編成目の導入が公表されたのだがその時にはこのように書かれていた。

武蔵小杉駅開業対応として、2009年度中(2010年2月下旬)に増備される模様。東急車輛製造。なお、これは増備分であって、現在転用されているE217系の動きは無い模様。下で述べる211系置き換え用投入時には、横須賀・総武快速線に戻る模様である。

今後のE233系投入に触れると、順番的には京葉線に続いて、埼京線→東海道・宇都宮・高崎線(縦貫線含む)→横浜線となる模様である。計画に上がっていた武蔵野線は、205系がVVVF化されていることもあり、233世代の車での置き換えは無くなった模様。未改造の4本は、京葉線から捻出される209−500を8連として転用し、置き換えられる。
 また、埼京線と横浜線の間に相鉄直通用として70輌程度が投入計画されている様であるが、埼京線仕様のものを増備するのか違った仕様になるのかは不明。


これらの製造は、新津車両製作所を中心に行われるが、これまでに比べて大きな変化がある。これまでは基本的に1線区に集中投入する様、1種類の車輌を製造してきたが、京葉線233製造時はほぼ平行して山手用231の4ドアT車を製造、この両方が2011年半ばに終了すると、新潟地区用低床3ドアE129系(1M1Tの2連及び2M2Tの4連)の製造、そして同時に埼京線の233、さらに2012年に入ると211置き換え用各線の233近郊型も加わり3種類を平行製造することになる。

 その結果、京葉線では250輌の置き換えに1年半以上掛かることになり、埼京線では320輌の置き換えが約3年にわたる長期間となる様だ。

                                     (国電総研スペシャル2009より)

13日のダイヤ改正では横須賀線武蔵小杉駅が開業、これにより同線を走る横須賀線、湘南新宿ラインの全列車や成田エクスプレス、スーパービュー踊り子が全て停車するようになった。当初はこれによる増発分が必要となりE233系が導入、211系やE217系に動きがないことから湘南新宿ラインの増発があるとみられたのだ。

しかし改正後の湘南新宿ラインの運転本数は改正前と同等で、横須賀線が増発の対象となった。こうなればE233系導入によりE217系の一部が横須賀線に帰るかもしれない、そういう予感が走る。

そしてこの予感は見事に的中したのだ。東海道線で活躍するE217系のうち、F01-F51編成が転属の対象となったのだ。この編成については既に付属編成の転用改造が行われている為、来月を目処に転属が行われるようだ。また13日以降運用から外れており、Rail Magazineの転属計画にも既に掲載されている。



写真はE01-E51編成。こちらの編成の前面に取り付けられていた東海道線全通120周年のヘッドプレートがこの日には既に外された状態だった。

今まで稀少だったのは上のE233系であったが、2編成目登場によりE217系が東海道線ではかなりレアな存在になってしまった。

posted by: 新幹線エキスパート | - | 13:03 | comments(0) | trackbacks(0) |-
「さくら」編成、4月にも車両基地搬入へ・・・

2011年3月の全線開業が予定されている九州新幹線。九州新幹線全通時には山陽新幹線に直通して新大阪駅まで乗入れる新系列が誕生するがちょうど1年程前にその愛称が「さくら」に決定した。

「さくら」編成、通称N700系7000番台は2007年7月より「のぞみ」で営業運転を開始した16両編成のN700系と同タイプであるが、こちらは8両編成。2008年10月には量産先行車S1編成が落成し、S1編成は山陽新幹線の長期耐久試験等に駆り出されている。

今は試験期間中の為、本線上になかなか姿を見せることのない8両編成のN700系、私もまだその姿を拝んだことはないが、1編成しかないことから相当入念に試運転スジを調べこまなければ記録することはできない。とはいえS1編成は落成から既に1年半近くが経過している。そしてちょうどこの時期、8連のN700系に新たに仲間が加わることとなった。

JR西日本プレスリリースによると、量産車第一号となるS2編成は、今年4月1日以降に博多港から博多総合車両所に運び込まれるそうだ。S2編成が博総での組成後に1ヶ月以内に営業運転に充当される確率は低いとみていいかもしれないが、6月30日までの100系運用の代走に入る可能性もある。

また昨日のニュースで、九州新幹線の線路が博多〜新八代間で完全に繋がった事が報道されたのだが、JR九州についてもJR西日本が導入するS編成と同型のN700系(8000番台に区分)を導入する計画である。昨年度より現行の「つばめ」で使用されている800系の再生産が始まり、800系は新たに3編成導入することを計画している。800系についてはうち2編成が既に車両所での組成を終えているとみられる。800系はあと1編成増備され、800系の増備を終えN700系の量産が始まるとみられる。そのN700系、今年夏頃を目処に新たに完成する熊本車両基地へ搬入される予定となっているようだ。16連だけでなく8連のN700系についても最終的な増備目標がある程度設定されている。

・JR西日本(S編成)・・・2011年度までにS1〜S19を揃える
・JR九州(編成記号不明)・・・2011年度までに10編成を揃える

「さくら」は現行の「ひかりレールスター」のスジをそのまま転用し、「ひかりレールスター」で使用される700系E編成はN700系の導入により順次「こだま」に転用されることがほぼ決まっている。「さくら」は1本/時が基本で時間帯によって2本/時になるケースも出てくると思われる。

<新幹線ダービー>
Q.JR九州が量産予定のN700系8000番台、今は分からぬその編成記号はどれと予想する!?
Y
M
G
800系の続番(U10〜? U20〜?) すなわち「U」

これは夏の量産開始まで答えが分からないので待ちきれない方、夏まで辛抱をお願いします。

posted by: 新幹線エキスパート | 新幹線 | 20:58 | comments(0) | trackbacks(1) |-
乗れないN700系

2007年7月1日より営業運転を開始し、現在も急速に勢力を伸ばしつつあるN700系。今年度より東海道〜山陽直通の定期「のぞみ」が全てN700系に統一され、今年度も更に20編成近くが追加投入されるのだが、その中に一つ、一般客が乗れないN700系がある。

これに関しては昨年10月か11月あたりにも紹介したが今回は日中に三島車両所の留置線に停泊していたところをキャッチし、他の車両に邪魔されず記録できたので全体像を紹介していく。

一般客が乗れないN700系、それは試作車のZ0編成。N700系は2007年より量産が始まったのだが量産に先立って2005年に量産先行試作車Z0編成が登場し、量産車開発の為にひたすら試験走行に駆り出されていた。



私が住むマンションの最上階からズームで撮影してみた。一見すると普通のN700系と変わりないが・・・



15号車と14号車の連結部分に注目。N700系ならではのアレがない。



こちらは2号車と3号車の連結部分であるが、これら2箇所の連結部分には謎の小窓がある。

N700系で初めて実現したこと、それは車内全面禁煙である。700系までは喫煙設備を有する車両があったものの、喫煙車両の横に禁煙車両がある場合に、煙草の煙が禁煙車に流れ込んで禁煙車の乗客が受動喫煙してしまうリスクがあった。そこでN700系は完全に分煙化し、客室内は全席禁煙をすることとなった。ただし東京〜博多間といった長距離移動において煙草を吸えないのは喫煙客にとって負担が大きいことから一部車両に喫煙ルームを設けた。瞬間排煙装置を設置している為煙が客室内に漏れる恐れもない。やはり禁煙者の立場を尊重した新幹線ともいえよう。

全面禁煙にした新幹線車両はN700系だけではない。500系の8両編成、V編成も1編成あたり2箇所に喫煙ルームを設け客室内を全面禁煙とした。100系よりも圧倒的に定員数が多い上全面禁煙ともなれば禁煙者も安心してどの号車にも乗車できるというメリットもここで生まれた。

実はこのZ0編成も、N700系の中で唯一喫煙設備を有している。登場が2005年ということもあり、製造当初は全面禁煙を考慮していなかったに違いない。2006年の改正で新たに4号車が禁煙車両になったことで、4号車にも禁煙のピクトグラムを設けた。また、昨年の全検出場の際にはピクトグラムが量産車と同様、大型のものに変更された。ただ喫煙設備を有する車両に禁煙マークが付いていないので、これが量産車との決定的違いともいえよう。

量産車では喫煙ルームを設置している場所にZ0編成は自動販売機や車掌室などが設置されている為、Z0編成は700系の仕様をそのまま受け継いでいる。また通常量産先行車は、試験を終えて量産車の製造が始まると同時に量産車第一号(700系であればC0→C1)に生まれ変わるのだが、N700系の場合はあえてZ1から新造し、Z0はそのまま残される形となった。通常量産先行車は9000番台を名乗る為量産車第二号が末の番号を「1」と名乗るのだがN700系は量産車第一号は末の番号が「1」となっており、量産車第二号が「2」と名乗るようになっている。量産車第一号が「9001」を名乗るという掟はこいつで破られたようなものだ。

Z0編成の量産化改造が見送られた大きな理由としては先に述べた通り喫煙設備を有している為、新たに喫煙ルームを設置するなど大がかりな改造となり余計な費用がかかること、そして2007年3月に300系の量産先行車J1編成が廃車となったのを以って新たに技術開発試験を行う為の車両が必要となったことが挙げられる。これが理由でZ0はZ0のまま引き続き活用されることとなり、営業運転には入らずに試験車として生涯を送ることとなった。わざわざ試験車(WIN350,STAR21,300X,FASTECH360)を別途製造することとならないようにしている。これが短い期間で大量に量産できる秘結なのだろうか・・・。ただ都合により営業運転に入れることも考慮されているが登場以来営業運転に充当された実績が一度もない。

そんなZ0編成、他にも何枚かは記録してあります。



2号車と3号車の間の切れ目。こちらも喫煙ルームが設置されていない。



10号車にも喫煙ルームがない(本当は10号車に車掌室はなかったような気が・・・)



1号車。ちょうど1号車のあたりに私がかつて通っていた小学校がある。新幹線と御殿場線に挟まれていた為、体育の時間とかよく電車に注視しすぎて先生に注意されたこともあった。当時は御殿場線に113系や115系が健在しており、また新幹線の線路上に0系、100系もよく出没した。J1編成もよくこの留置線に停まっていたので当時は異色の300系を見て心が飛躍していたほど。

さてJRグループは今月13日より新ダイヤへ移行した。東海道・山陽新幹線も先に述べた通り東海道〜山陽直通の全定期「のぞみ」がN700系になった。ただこれにより300系や700系の運用も大きく変わっていった。

700系はB編成による「ひかり」「こだま」運用が激増、昨年度までは所定で東海道区間(岡山発着「ひかり」含む)の運用を持っておらず、C編成の代走としてちょくちょく入ったことのあるB編成だが今年度は「のぞみ」運用が新大阪〜博多間1往復と東京〜新大阪間1往復+下り2本、東京〜博多(広島)間臨時直通「のぞみ」下り2本のみとなり、B編成は「のぞみ」からほぼ完全に撤退した。

またB編成に押し出される形で300系F編成の運用も大きく変わっていった。臨時「のぞみ」から完全に撤退、運用も「ひかり」「こだま」に限定されることに・・・。今年度でN700系N編成は予定通り増備を終えることとなるが、F編成についてもB編成の「ひかり」「こだま」進出により最早安泰ではなくなることが予想される。

今日の昼も原付で三島の市街地を走っていた時、簡易裁判所の前で信号待ちをしている間に下りの「こだま」に充当されていたB編成を目撃した。今まで「のぞみ」より下の運用に入るのが稀であったB編成が「ひかり」「こだま」で頻繁に見られるようになれば、これから私が出かける際もはっきりと伺えるくらい遭遇できる率が高くなるかもな。

posted by: 新幹線エキスパート | 新幹線 | 15:01 | comments(0) | trackbacks(0) |-