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都電荒川線荒川車両基地のイベントへ行く

毎年10月1日は都電荒川線の日。都営荒川線は今から35年前の1974年に運行を開始、今年10月1日で開業から35周年を迎えるのに合わせ、10月1日に最も近い日曜日の本日27日にイベントが行われた。

まずは都電の歴史を探ってみよう。1903年に馬車鉄道であった東京馬車鉄道の車両を馬牽引式のものから電気式のものに改められるのに合わせ、新橋〜品川間で東京電車鉄道が営業を開始した。一時期は京浜急行と相互直通運転を行っていた。現在の都電に改められたのは太平洋戦争中の1943年。最盛期には41系統が存在した都電だが、自動車の増加による運用の困難さや利用者の減少による赤字により都営バスや地下鉄に転換され、1974年には当時の27系統と32系統を合体した荒川線として1系統のみ残ることとなった。

車両基地があるのは荒川区にある荒川車庫。朝早くから湘南新宿ラインと山手線を乗り継いで大塚駅へ向かった。大塚駅は山手線・湘南新宿ラインのガード下に都電が発着しており、大塚から荒川車庫前まで三ノ輪橋行きに乗り込んだ。



荒川営業所の事務所。この事務所内では限定のバスカードを販売していた。

続いて車庫の敷地内へ・・・。ここでは荒川線で使用される全ての形式を公開している。ただちょっと公開の仕方が風変わりであるので紹介しておこう。



まず並んだのは8500形と7000形塗装更新車。こちらの7000形は3次グループに属し、都電の多くの路線が廃止されて荒川線だけが残る事となった際に荒川営業所に集結した車両でもある。8500形は7000形、7500形の老朽化に伴う増備用として1990年に登場したが、財政難や余剰車を出さないようにすべく、5編成のみの在籍である。



8500形の行き先表示が「荒川車庫前」カラ「三ノ輪橋」に変わった。今回、今まで使用していたデジタルカメラのズーム機能が故障してメーカーに修理に出すこととなり、もう一つ別のカメラを持っていく事となったが、そのカメラはLEDの部分をはっきりと写し出す事ができなかった。



続いては、荒川線の最新型車両である8800形。2009年4月26日に営業運転を開始7500形の老朽化に伴う新型車両として2008年1月に後に紹介する9000形と別形式の車両を製造することが公表された。現在は原則、毎週日曜日に運行しており、8801,8802の2編成は東京都下水道局のバイオマス発電によるグリーン電力を活用している。



最初に停泊していた8801編成の横に8802編成が入線し、同形式2台の並びが実現。

続いて、8800形の近くまで行って撮影。



21世紀の車両らしいロゴが入っている。



旧型車両とは打って変わって、ドアの形状もE233スタイルだ。



側面のLED行き先案内表示。ただカメラの性能が悪いせいでどこ行きか不明に・・・・。



運転台。マスコンとブレーキの2つのハンドルがあり、更に主に夏季に使用する運転士用車内扇風機まで・・・・。



8800形は2011年頃まで増備が続く予定で、旧式の7000形と7500形が見られるのも残りわずかとなった。

さて、この車両展示のユニークなやり方、写真を見て頂いただけで何気なく分かった人もいるだろう。まず毎時30〜59分までは鉄道ファン向けの撮影会が行われ、黄色と黒の紐から外へは出ずにその内側から車両を撮影する。その間に車両の入換も同時に行われる。続いて毎時0〜29分までは車両に近付いて実際に近くで撮影したり触ったりすることができる。まぁただ同じ形式を30分ずっと撮影するのも飽きてしまうので、時にはグッズ販売のブースへ限定品とかを買いに出かけたり、併設されている都電おもいで広場で保存体の旧型車両の撮影をしたりして過ごしていた。





このイベント、特に一人で撮影に訪れたのはほとんどがオヤジ層で若者は少なかった。また家族連れも多く、親が電車と共に子供の記念写真を撮ってる光景もしばしば見られたほどだ。

ここで車庫に停泊している7500形2編成を撮影してみた。



写真左に停泊していたのは広告ラッピング車。点検の為かドアは開いていたものの、近くに入る事はできなかった。



7000形(後に7500形がくっついている)。

そして30分後、再び鉄道ファン向けの撮影会が再開され、車両の交換も開始された。8800形8802編成がまずは引き下がり、8801編成のみが目の前に残った。そして8801編成はその後、行き先表示を何度か変え、再び9000形と入換るようにして引き下がっていった。私も行き先表示の変換は撮影はしたものの、何度も言うようにカメラの性能の悪さからはっきりとは写せなかった。来年こそは・・・・。



8800形が後退りしている間に9000形9002編成が近付いてきた。



その後すぐに9001編成も到着し、新型レトロ車両同士の並びが実現した。

9000形は昭和初期の東京市電をイメージした塗装になっており、2001年に引退した6000形に変わる新しいイベント用車両として9001,9002編成を改造し、2007年に9001編成が、2008年に9002編成がそれぞれ落成し、今回はその2編成の並びが実現した。



新型車両らしからぬ塗装と新型車両というのが印象的だ。



「レトロ」と彷彿させる木目調の車内。



荒川線開業35周年記念のプレート。両編成にきちんと取り付けられていたのを確認。



そして車庫内では7000形1編成、7500形2編成が並んだ。7500形1編成は行き先表示が何と「荒川線35周年」となっている。

そして実際の車庫の隣にある都電おもいで広場に行ってみた。



幻の「銀座」表示の5500形。長年にわたって荒川車庫内に留置されていたが、2007年3月に車体を搬出、車体修復を行い、ギャラリーを兼ねた形でこの都電おもいで広場に運ばれ、現在に至っている。



現役で活躍している7500形ではあるが、このように廃車となり、保存車として残った編成もある。都電おもいで広場に保存された編成は7504編成。1998年に運用を離脱した後は荒川車庫の倉庫として使用していたが2007年に5500形と共に修復されて都電おもいで広場へ移動した。

今でも都電は都民の足として活躍を続けている。今日は車庫のイベントに関する事を書いたが後日再び都電を取り上げる予定。写真が有り余っていることからしばらくの間はネタが尽きる事はなさそうだ。

posted by: 新幹線エキスパート | 東京都交通局 | 18:02 | comments(2) | trackbacks(0) |-
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私もこのイベントに行きたかったのですが、諸事情で行けなかったのでうらやましい限りです。

LED表示器の件ですが、これは近年非常に問題視されている現象です。
シャッタースピードが速いと表示が切れたり、揺らいでしまうといった幕式では有り得ない問題で、これの解決にはシャッタースピード優先AEなどのモードのあるカメラが必要となります。
詳細を見たところ8枚目の写真では1/500秒、F5.6、ISO感度100となっているので
現状の設定変更(最小絞り固定や感を落とす等)ではシャッタースピードを落とすのはかなり厳しいです。
LED表示をちゃんと写すには1/160秒よりも遅いシャッタースピードが望まれますので。

シャッタースピード優先AEがあるコンデジは殆ど高級機に限られているようです。
ちなみにデジタル一眼レフカメラには基本的に付いているモードとなります。
| よも | 2009/09/28 12:28 AM |
コメントありがとうございます。

デジタル1眼レフのカメラは今までの記事を書く際に使用していたのですが、ある日にズームの機能が壊れてしまった為、現在はメーカーに問い合わせて修理に出している所です。

今年はその意味で失敗だったかなと思いますが来年こそはカメラを壊さずにイベントに出かけたいと思っています。
| 新幹線エキスパート | 2009/09/28 12:24 PM |









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